Nekotamibnneko

2018年1月9日火曜日



猫好きの皆さんには、記事を読むのも辛いと思いますが、
今後、もっともっと動物たちを守れるように、
よかったら、ご署名をお願いいたします。

そんなわけで、この記事は、去年末に書いていたんですが、
あまり年末年始向きの内容ではないので、
今日更新となりました。(^ェ^);



昨年ですが、ネコタミ第三章の22を更新しました!(๑•ω•́ฅ✧



https://estar.jp/_novel_view?w=24888208


たぶん、23まででちょうど40ページ分なので、
そこまでで、【四】は終わりです。

第三章は29話分あるので、【五】で完結すると思います。


【エブリスタ☆ネコタミ一覧】


というわけで以下、第三章のここまでの裏話と、
参考にさせていただいた本のご紹介など。(๑•ω•́ฅ✧






☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ 

【今回の『岩イノシシ狩り』編で参考にさせていただいた本】

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こちらはナガサ(※私の小説中では『鉈山刀』と表記。)等、
『マタギ』さんの使う道具などの情報も詳しく知ることができます。

狩りの全体的な流れや解体の様子まで、
全体的にカラー写真ですし、解りやすく、大変良い資料です。

(ただし、解体写真などもカラー写真でしっかりと
 掲載されているので、特にウサギ好きの方には
 おススメしません。(^ェ^); )


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こちらは実際にイノシシを捕獲して、食用として流通させるには、
というような実質的な罠のかけかたから、肉を美味しく食べるための
処置の方法、イノシシの生態等、様々なデータなどが掲載されています。

データが多く、小さな字の上、ほぼモノクロなので、
写真的な解りやすさはないのが、少し残念。


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こちらは『マタギ』の伝承等、伝説や昔話も織り交ぜつつ、
『オカベトナエ』(※私の小説中では 『浮河唱画』と表記)等の、
狩りや解体の時の際に用いられる呪文なども知ることができます。

物語として、『マタギ』を知りたい方にはこちらをおススメ。 

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こちらは小学生などでも読みやすい、物語の作品。
実際に猟犬も命がけなんだなぁと、悲しくもなります(TェT)

日本が戦争で焼け野原になったため、
家を建てるために、戦後に大量に植えられた杉。

でも実際には外国から輸入された安い木材が使われるようになったため、
今の密集した杉だらけの暗い森林の荒れ様がある事や、
(それを新たに税金を増やしてどうにかしようとしてますね、今。)
それが国民病ともいえる、花粉症の原因ともなったこと。

それまで山に住む動物たちを自然に養ってきた、多様性のある植物の豊かな森が
そんな人間の勝手で奪われてきたこと、そのために食料がなくなり、
人里に下りてくるしかなくなった動物たち。

毛皮を取るために輸入した動物などを無責任な扱い方で
野生に放って外来種を増やしてしまったことなど、 あげればきりがないですが、
「人間って本当に愚かだな」と改めて思う、事実も学ぶことができます。




こちらは『マタギ』の、現在にも応用できる登山技術など。
山で道具がなくても~する方法的なことが学べます。

知っていると、実際の山登りなどで役に立つこともありそうです。
実用書ですね。



☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ 


さてここからは裏話。
というか、読んでない人にはまったく通じなくとも、
私が語りたいので、語りますw (๑•ω•́ฅ✧



ちなみにアーチェリーや弓道の本も、三冊くらい読みました。
ギンコの弓のシーンの数行のためだけに(笑)

ファンタジーとはいえ、何も知らずに適当に書くよりも、
リアリティが出てくるので、 現実世界の基本は
知っておかなくてはならないのです。 (๑•ω•́ฅ✧

そうそう、普通にアーチェリーの矢は、
フライパンくらい打ち抜けるんだそうですw
なので、ギンコのみ、炎の前に最初の一撃。(^ェ^);

ちなみにギンコの弓の腕前のイメージは、
『現在のウィリアムテル』の人と同じくらいのレベルという事で。
三本同時に打って全部的の中心を射抜くくらいのw

↑この人現実離れしすぎなほど凄いですw 映画より映画的!
(※ってリンクをはりたかったんですが以前見た紹介ページが見つかりません。
パソコン壊れる前はブクマしてたんですが。(TェT))



上記※の『ナガサ』というのは、マタギの人が実際に使用する
長くて大きい包丁とナタ(鉈)の中間のような刃物なのです。

↑たまたま、以前送られてきた通販のお品のパンフ。
ちょうどこんな感じのイメージ。(^ェ^);
 

なので『鉈山刀(ナガサ)』と字を当ててみました。
きっと『長山刀』かどちらかの略ではないかと思っています。
 (๑•ω•́ฅ✧

そんな感じで、本で知るマタギさんの狩り用語は、なぜかカタカナ表記で、
とくに語源に詳しい解説もなく、意味が説明されていない言葉も多いのです。

『ブッパ』(銃を撃つ人・止めを刺す人) は、きっと
『打っ放す(ぶっぱなす)』が語源なんだろうなぁ、とか思ってみたり。

 でもそれだとそのままなので、『仏羽』と当ててみたり。


そして、小説ではそういう本当に狩りの役目としてある名前と、
私が勝手に作った架空の役目を織り交ぜて書いております。
ダンテの『飛目』とか。 (^ェ^);


そして、マタギの呪文の中で、※『オカベトナエ』というものがあるのですが、
それはもともとは(おそらくは)『浮かべ唱え』 という、
獲物の魂を天に浮かべる、成仏させるための祈りだと思われます。

小説内では、 『浮河唱画(ウカベトナエ)』としています。

『易』は『河図(かと)』という、河から現れた
竜馬の背に現れた形状を元に作られた物とされているので、
『河』と絵図という意味で『画』という文字を当ててみました(^ェ^)


そしてマタギの人は、何かあると『あぶらうんけん』
(アビラウンケン・阿毘羅吽欠)と唱えることもあるのだそうです。

  『阿毘羅吽欠』は、オウコの呪文として小説内でも説明していますが、
『地水火風空』の意味なのですが、
マタギの人たちへどこからどう伝わったのか……。

さらに小説内でも『チベットの死者の書』を参考に、
『土は水に溶け~』みたいな呪文を使用しているのですが、
生命をいただくにあたって感じる、万物の繋がり、
みたいなものが共通しているような気がして、嬉しくなったり。


色々と調べたり読んでいるうちに、色んな物事が、
まったく違う書物や資料の中で繋がっていく感覚が
楽しいんですよね。(*´ω`*)。+.。゚:;。+


最後に。『ケボカイ』は『解体する』ことなのですが。

本来は『毛剖解』とかなんだろうか?(-ェ-);
(解剖の逆読みとかで)


私は解体の儀式として、『化母果位』と漢字をあててみました。
(場所は『化母界』。)

『化』は仏教用語で、衆生を教え 導いて正しい教えに転向させること。

『母』は物を生ずる元となるもの。

『果位』は修行の結果、到達した仏の境地ということで。


全体として、成仏させるために説得する儀式、というか、
魂が神様の元へ還ることを、命を与えてくれたことへの
感謝と共に、冥福を祈る儀式となっております。

それでは今回はこの辺で!(๑•ω•́ฅ✧。+.。゚:;。+







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